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空の駅への想い

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空の駅について、スピードが求められています。一人でも多くの方に、仮設住宅のお母さんたちの想いや空の駅を創ろうとした経緯を知っていただきたいので、海外の方から頂いた質問への回答をまとめて、みなさんと共有させていただきたいと思います。 –以下、返信内容 ————— ご連絡ありがとうございます。 「おのくんのおかあさんたちへの支援の必要性とはどのようなことでしょうか?」 これまでの経緯と現状をご説明させていただきます。 おのくんのある仮設住宅ではコミュニティをつくる為に、おかあさんたちがまずは集まることから始めました。当初は、「チーム東松島」として活動に参加することなどで、他の東松島の方々と一緒になって行動していました。 しかし、当然のことながら、もともと事業をされている方々と、おかあさん達とでは、物事を進めるスピードも、考える力も、経験も、資金力なども全く違うた め、一緒に続けていくことが難しくなりました。そこで、自分たちのペースで、出来ることからはじめようと方向転換して、今に至ります。 お母さんたちは、ずっと継続出来るとは思っていませんでした。 できるのは、仮設住宅がなくなるまで、と思っていました。 ところが、2014年の4月、急遽仮設住宅統合が行われ、仮設住宅の退去の命令が来てしまいました。 あまりに理不尽なお話だったため、市と7ヶ月間に渡る協議・交渉をへて、なんとか一部解体、仮設内移転という形で当面の生活は確保されました。 この出来事をきっかけに、おかあさんたちは、 「実際に住む場所がなくなる。」 「せっかく出来たコミュニティがバラバラになるのは寂しい。」 「おのくんの里親さんの募集も出来なくなる。」など、今の生活が有限であることを自覚しました。 おのくんを無くしたくない これまでおのくんを通して生まれた里親さんたちのコミュニティを守りたい 住人同士のコミュニティも守りたい やっとできたじいちゃん、ばあちゃんたちのコミュニティも守りたい 自身の生きがいも守りたい そう言った想いが、「空の駅」という場所を作っていこうという話になりました。 この先ずっと人が集まれる場所を作ろうと…。 当初は、「おのくんハウス」などと呼んでいましたが、 やはり、おのくんが生まれた時の気持ちにもどり 東松島を知ってほしい 東松島に来てみて欲しい そんな想いに立ち戻りました。 東松島には、 ブルーインパルスがいてくれる 空のきれいな空の街と呼ばれている 「そうだ、東松島に空の駅を作ろう」 こうした決意のような強い想いがうまれました。 どうしたらできるのか? いろいろな方法を考えました。 東松島は、津波の被害により、東北最大の浸水となった地区でした。 その影響で、今の仮設住宅の代わりになるような建物もありませんでした。 住む家すら足りないのですから当然でした。 「自分たちで建てるしかない。」 建設をするにあたってもいろいろと方法を考えました。 しかし、おかあさんの年齢や収入では借り入れをする事もできませんでした。 検討の結果、今回はクラウドファンディングを使ってやってみよう できることを、実現に向けてやれること全部やってみよう 応援していただくお気持ちをできるだけ全てうけとめられるサービスがないか探しましたが、なかなかいいところはありませんでした。 それなら、そんなクラウドファンディングのサービスを作ろう。きっと同じように思ってくれる人がいるはず。ということで、プロジェクトに応援いただいた 1000円が、そのまま1000円として届けられる* サービスを作りました。(* クレジットの決済何度一部の外部費用は掛かります。) 今回の「空の駅」プロジェクトで調達したい建設資金は大きな金額になっていますが、東松島の方々とおのくんを通じてであったたくさんの人の想いをつなぐための場所を何とか作りたい。それに値するものだと信じています。 そのために、私たちはあきらめません。2015年5月には、テント設営してでも「空の駅」をスタートさせようと本気で考えています。一人、一人と応援してくれる人が集まれば、紹介してくれる人が増えれば、きっと、空の駅は完成すると信じています。 ちょうど先日発表がありました。 沿線の皆さんが心待ちにしていたJR仙石線が、5月30日に全線開通になります。 おのくんがいる陸前小野駅にも電車が通るようになります。 ちょうどこのタイミングだからこそ、小野仮設のおかあさんたちのチャレンジを広く知って貰える機会に繋がると信じています。 助成金での建設も検討しましたが、結果、今のところ、空の駅建設に関しては、行政などの助成金を申請するつもりはありません。 助成金では、応援して下さる方と、思いを共有したり、ご縁をつくれません。 純粋に、おかあさんたちの想いに賛同していただける方々の輪を作っていくことが、未来につながることだと考えています。 このような繋がりを大切にして、全国の方々に会いに行ける遠征イベントも始めています。 全国への遠征には、移動費などの費用がかかります。費用の捻出は現在の課題でもあります。 しかし、継続したつながりを守れるようにと、常に知恵を出し合っています。 おおよそ、現状を書きましたがわからないことなどあればなんでも聞いて下さい。 また2月にはいり仮設住宅の一部解体がはじまりました。。。 仮設住宅の解体作業についても、当初の話では部分的に、1ヶ月ごとに三回に分けて行われると聞いておりました。ところが、すべてがなくなってしまう。。。 そんな想いがよぎります。。。 一日でも早く、心が安まる状態を作れるようにしたいというのが強い願いです。 東松島に「空の駅」ができた時、それが、おかあさん達にとって本当のスタートラインではないかと思います。 たくさんの人が仙石線に乗ってきてくれるんじゃないか、そんな夢をみながら、おかあさんたちは、5月30日に合わせて「空の駅」オープンを目指しています。 ニュースやインターネット上で目にすることは、本当に部分的なところでしかありません。 ハード面を早く進めて行きたい行政、生活に関わるソフト面や心の問題を解決したい住人の想いには、大きな隔たりがあります。 それでもおかあさんたちは向き合っていかなくてはなりません。 昨日までインドネシアの震災から10年目を迎える地区を訪れてきました。 抱える問題は同じような状況で、ハード面とソフト面の両立が大事であること、何より、心の問題が1番大切だと改めて実感して帰ってきました。10年経ってもそうなのだと。 自分の居場所を見つけること、創ること。それが何よりも大切であり、自分の居場所が見つからないと心の安心には繋がらないのだと感じました。 インドネシアを訪問して、改めて思いを強くしたこと。 「空の駅」建設は何でもいいからお金を集めて箱を作ればいいということではなく、 おかあさんたちの想いに共感して下さる方々の想いが集まるものにしたいと思っています。 「そうだ、一緒に空の駅を創ろう!」 「みんな、一緒に応援しようよ!」 そう思って協力していただける方が一人でも増えれば、「空の駅」は現実のものになると信じています。 いつも海を越えた遠いところから応援してくださり、ありがとうございます。 心から感謝申し上げるとともに、期待に応えるべく、おかあさんたちをサポートしていきます。 HYBRID NETWORK COMMUNITY SORANOEKI facebookページ「空の駅」

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